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■ が定休日です。
最近ではインターネット環境やウェブサイトのサービス向上などに伴い、ドロップシッピングやネットショップなどを個人でも展開しやすい時代になってきました。特にアパレル関係は自分のセンス次第では大きな売り上げを期待することもできるので、若者を中心に個人でネットショップを経営している人も多くいます。こういった業種では、利益を上げるために在庫の掛け率というものが非常に重要になります。掛け率のことを知らないままでは、安定して利益を上げることは難しいでしょう。アパレル販売で成功したい場合は、必ず事前知識として掛け率について理解しておくようにしましょう。 在庫を仕入れる場合には、必ず掛け率という言葉を耳にします。何となく意味を理解しているものの、正確なことは分からないという人も多いはずです。この掛け率は利益の安定化には欠かせないポイントで、間違った知識で覚えていると取り返しのつかない事態になってしまいます。アパレル販売に挑戦する以上は必ず覚えておかなければならない知識なので、しっかり理解しておきましょう。そもそも掛け率というのは、販売予定価格に対して設定する卸値のことを言います。このため卸率と言われることもあり、小売店側から見れば仕入れ原価率にも等しいです。この掛け率は、卸店が小売店の取引実績などを参考にして設定することが多く、小売店ごとに異なる割合になるのが一般的です。また、仕入れる量や商品の内容などに応じても様々に変化するので、一概にいくらと断言することはできません。相場としては、商品に対して6割掛程度としている業者が多いです。6割掛けというと、商品の販売価格に対して60%の値段ということになり、40%割引で購入するということを意味します。例えば10,000円の服の場合、6割掛ならば6,000円ということになります。つまり、6,000円で仕入れて10,000円で販売し、4,000円の利益を見込むということです。業者や担当者によっては、掛け率をパーセンテージで言う人もいれば、割合で言う人もいます。どの言い方でも掛け率についての話であるということは変わらないので、商談する場合相手に合わせてうまく使い分けるようにしましょう。結局は商品の価格に対してどれくらいの割合で購入できるのかということを現しているので、それさえ覚えておけば間違えることはありません。掛け率は低ければ低いほど販売店の利益が増える、ということを覚えておいてください。 アパレルの場合は6割掛けが相場だと上述しましたが、これはあくまでもアパレルのみの話です。食品や玩具など、業種や取り扱い商品に応じて相場となる掛け率は異なります。掛け率はコストがどれくらいかかっているかによるので、割引率が低いということはコストが高いということが分かります。6割という掛け率はあくまでも相場なので、担当者同士の交渉次第でいくらでも変化させることができます。また、アパレルの仕入れにおいては掛け率以外に上代や下代という言葉も良く聞かれるので、セットで覚えておくと役立ちます。上代というのは、予定している販売価格そのものを示しています。販売店が実際にお客さんに対して服を売る価格が10,000円とすれば、それが上代ということになります。これに対し、掛け率が6割なら仕入れ価格は6,000円となり、これを下代と呼びます。つまり、上代と下代の差額が販売店の利益ということになります。販売店はできるだけ掛け率を低くして下代を抑えて利益を出そうとしますし、卸業者は掛け率を高くしたがります。最終的にはお互いに合意できた掛け率に落ち着きますが、交渉が非常に重要となるので注意しておきましょう。 このように、掛け率は仕入れを行う際に利益にも直結する非常に大切なポイントとなります。内容さえ分かってしまえば簡単に思えますが、正確に理解しておかなければ大きな損をしてしまう可能性もあります。掛け率は結局は担当者同士の話し合いで決まるので、日頃から良好な関係を築いておいた方が良いでしょう。また、取引を重ねていって安定した販売実績などを積み上げていけば、その実績をプラス評価して掛け率を低く抑えてくれる可能性も十分にあります。卸業者も、定期的に確実に仕入れてくれる販売店の方が安心して卸すことができますし、大量購入してもらえればそれだけ在庫を抱えるリスクから解放されるので、少量ずつ購入する場合より割り引いてくれることも多いです。掛け率をできるだけ低くしたいなら、まずは卸業者との付き合いを良好に保ち、実績を重ねてできるだけ多く仕入れることを目指しましょう。もちろん全てのケースで掛け率を低くサービスしてくれる保証はありませんが、その可能性は高めることができるでしょう。これは他の業種でも等しく言えることなので、利益をしっかり出すためにも掛け率についての知識は確実に身につけておきましょう。